妊娠中に多くなる乳首・乳輪のぶつぶつ「モントゴメリー腺」ケア方法

乳首のぶつぶつにお悩みの方は多くいらっしゃるかと思われます。デリケートな部分でもあるため、放っておいて良いのか、はたまた何かの病気なのか不安ですよね。ここではその乳首のぶつぶつの正体とケア方法をご紹介します。

乳首・乳輪のぶつぶつは「モントゴメリー腺」

モントゴメリー腺は皮脂を分泌する皮脂腺

乳首のぶつぶつは正式にはモントゴメリー腺との名前が付けられています。モントゴメリーとはアイルランドの産婦人科のお医者さんの名前から採られたものです。

このモントゴメリー腺とは、誰にでもある皮脂分泌のための皮脂腺です。個人差はあるものの、15~20個ほどあると言われています。モントゴメリー腺が発達して飛び出したものが、乳首のぶつぶつとなって現れます。

目立つ要因

では、なぜ乳首のぶつぶつ即ちモントゴメリー腺目立つ人と目立たない人がいるのでしょうか。モントゴメリー腺の大きさや数には個人差があります。モントゴメリー腺は皮脂腺であるため、その人の遺伝的な要素や食生活が大きく関わるようです。

また、汚れによって毛穴が詰まるとこのぶつぶつが大きくなってしまったりなど、にきびと仕組みが似ていますね。にきびができやすい人、全くできない人がいるように、このモントゴメリー腺も個人差やその生活による影響が大きくなるようですね。

モントゴメリー腺の役割

乳首・乳輪を乾燥から守っている

乳首のぶつぶつと考えるとあまり良くないイメージがありますが、この皮脂腺は乳首・乳輪を乾燥から守る役割を果たしてくれているそうです。分泌される皮脂が皮脂膜を作り、乾燥するのを防ぎます。モントゴメリー腺があることで肌が守られているんですね。

フェロモンを出して乳首の位置を赤ちゃんに教えている

モントゴメリー腺の役割にはもう1つ、重要なものがあります。それは乳首の場所を赤ちゃんに教えるという役割です。モントゴメリー腺の毛穴から出されるフェロモンにより、赤ちゃんはミルクを飲むことができるそうです。

生まれて間もない赤ちゃんは、目がほとんど見えません。でも赤ちゃんにおっぱいを近づけると、飲むしぐさを見せますよね。これはモントゴメリー腺からフェロモンが出されているためだと言われています。

モントゴメリー腺は妊娠すると大きくなる

女性ホルモン増加とともに皮脂分泌が盛んになるため

このモントゴメリー腺は、妊娠すると大きくなって目立つようになります。それには女性ホルモンの影響が大きく関わっています。

女性は妊娠すると女性ホルモンの分泌が盛んになり、乳腺も発達してきます。普段、脂肪によって乳腺を守っていますが、乳腺の発達に伴って脂肪も多く蓄えることとなります。胸の脂肪が増えることによってモントゴメリー腺も大きくなるため、自然と分泌される皮脂も多くなるのです。お母さんになった証であるとも言えますね。

妊娠するとモントゴメリー腺が大きくなりますが、モントゴメリー腺が大きくなった=妊娠の兆候であるとは言えません。前にも述べたように、食生活や汚れによる影響や、女性ホルモンの分泌量も関係しています。しかし悪いものではないので安心してくださいね。

モントゴメリー腺のケア

モントゴメリー腺を潰すのはNG

どうしても気になってしまうモントゴメリー腺ですが、決して潰してはいけません乳首の周りの皮膚は柔らかく傷つき易いため、潰そうとしたりひっかいてしまったりするとすぐに傷つき、場合によっては化膿してしまうことも。傷口から細菌による感染が起こりやすくなってしまうため、傷つけないように注意しましょう。

油分の多い食事はできるだけ避けよう

モントゴメリー腺のケアとして目立たなくすることができます。それは体の内側の油分濃度を下げることです。さきほどニキビを例に挙げましたが、毛穴づまりが起こるのは皮脂による影響ですよね。油分の多い食事をすると、皮脂分泌も盛んになります。モントゴメリー腺が大きくなるのを防ぐためにも、油分の多い食事は控えましょう。

便秘を解消しよう

これは意外かもしれませんが、体内の老廃物が出すガスもモントゴメリー腺の肥大化に影響しているんです。体内に溜まっている老廃物から放出されたガスが、腸壁という皮膚組織から吸収される際に毛穴を傷つける可能性があります。

これによって肌のターンオーバーがスムーズに行われず、毛穴が詰まりモントゴメリー腺が大きくなってしまうのです。食物繊維の多い食事を心がけ、便秘を解消しましょう。

モントゴメリー腺のかゆみ対策

モントゴメリー腺はかゆみを引き起こす可能性があります。そこでかいてしまうと乳首を傷つける原因となってしまいます。ぐっと我慢し、保湿を行いましょう。乾燥による刺激でかゆみが起きている可能性があるためです。

また、衣類やブラジャーなどの摩擦による刺激も受けやすい場所ですよね。低刺激のクリームなどで保湿を行うことでかゆみは改善していくと思います。

食事対策でモントゴメリー腺を正常に保つ

モントゴメリー腺の肥大化を抑え、正常に保つためには以下の5つの栄養素をバランス良く摂る必要があります。

ビタミンA

ビタミンAには毛穴詰まりを防ぐ効果があると言われています。

  • うなぎ
  • レバー
  • 緑黄色野菜

に多く含まれています。レバーは加熱調理の上で召し上がって下さいね◎

ビタミンE

ビタミンEは、血液の循環を良くする効果があると言われています。

  • ほうれん草
  • かぼちゃ
  • にんじん

などの緑黄色野菜に多く含まれます。

ビタミンC

ビタミンCは、美肌へと繋がるコラーゲン生成をしてくれるそうです。

  • 果実類(レモン・イチゴ等)
  • イモ類(じゃがいも・さつまいも・かぼちゃ等)

などに含まれます。また、ビタミンCは体内に貯蔵することが不可能なため、毎日摂取するのが良いようですね。

食物繊維

食物繊維は便秘改善に効果を発揮してくれると言われています。

  • ごぼう
  • 海藻

などに含まれます。他のものとは異なり、普段あまり口にしないかと思われます。積極的に摂取していきましょう!

オリゴ糖

オリゴ糖も、便秘改善に一役買っている栄養素です。ビフィズス菌と合体して効果を発揮すると言われていますので、ヨーグルトと一緒に摂るのが良いでしょう。オリゴ糖はボトルに入って販売されています。

モントゴメリー腺を手術して取り除く事もできる

保険は適用外

モントゴメリー腺を除去する手術は、美容形成手術の部類に入ります。美容外科のドクターがひとつひとつにメスを入れて除去していきます。傷跡の治りも良く痛みも無いそうで安心のようですが、病気の治療ではないため保険は適用されません。モントゴメリー腺1つにつき最大5万円ほどがかかることを覚えておきましょう◎

術後の注意点

術後は当日または翌日からシャワーを浴びることができます。その場合は濡れないように保護する必要があります。また、激しい運動・乳首への刺激は1か月ほどは注意した方が良さそうです。お仕事をされている方は様子を見てから再開するのが良いですね。

まとめ

乳首の気になるぶつぶつはモントゴメリー腺であることがわかりました。モントゴメリー腺は誰にでもできるもの。悪い病気ではなく、コンプレックスに思う必要もないですよ♪

でもやっぱり気になってしまう方はぜひご紹介したケア方法を行ってみて下さいね。手術を考えている方は、信頼できるお医者さんを選ぶようにしましょう◎